
ひびの音宿し、日々に寄り添う。 300年続く焼き物の記憶を、現代の暮らしに。 青いひびが器に息づくとき、かすかな音が生まれる。 HIBI-Neは、その記憶をまとい、日々の暮らしにそっと寄り添います。窯から器が出るとき、ふっと、音がひとつ響く。それは、焼きものの肌に繊細なヒビが走る、ごくわずかな瞬間。 大堀相馬焼には、300年にわたり受け継がれてきた、その静かな音の記憶が宿ります。HIBI-Neは、その一瞬に生じるヒビを特徴に、現代の暮らしにそっと馴染むインテリアを提案するブランドです。 土と火、そして人の手が生むかたちに、ひとさじの詩情を。日々の風景の中に、“音のない音”がそっとひびくように。HIBI-Neは、伝統の奥にある静かな余韻を、今日の暮らしへとつないでいきます。
Cradling the sound of fine cracks, staying close to everyday life. Three centuries of pottery’s memory, brought into the modern home. When blue crackles come alive on a vessel, a faint sound is born. HIBI-Ne carries that memory and quietly stays by your side in daily life. As a piece emerges from the kiln, a soft sound rings out, the fleeting instant when delicate cracks run across the surface. Ōbori Sōma ware holds the memory of that quiet sound, passed down for 300 years. Defined by those momentary crackles, HIBI-Ne is a brand that proposes interiors that gently blend into contemporary living. A touch of poetry in forms shaped by earth, fire, and human hands, so that, within everyday scenery, an “inaudible sound” softly resonates. HIBI-Ne connects the quiet afterglow within tradition to the life of today.
大堀相馬焼は、江戸時代初期に福島県浪江町大堀地区ではじまった焼物で、長い年月の中で技術や作風を育んできました。明治から大正にかけては産地の再興や窯の改良が進み、戦後には作り手が戻ったことで再び活気を取り戻しました。2011 年の東日本大震災で窯元の多くは福島県内外に避難を強いられ、幾多の危機を乗り越えながらも、仮設工房を経て、現在も各地でその技術と伝統を育んでいます。
〒961-0827 福島県白河市池下 33
TEL . 0248-22-5080
錨屋窯は製陶業以前は奥州相馬領大堀村にて宿屋を営んでおり、当時の相馬中村藩主が立ち寄られた際に「此の地に如何なる事があっても流される事なく留まれるように」と船の錨(碇)から「錨屋」の屋号を戴いたと言われている。江戸中期から後期になると相馬焼の製造を問屋として開始。創業者とされる山田御登七は旧新潟県新津市(現在の新潟市秋葉区)の二村製陶所より製陶の修行に訪れ、後に錨屋の養子となり錨屋窯の基礎を築きました。
〒961-8061
福島県西白河郡西郷村小田倉小田倉原 1-31
TEL . 0248-21-5334
松永窯は、松永勘平によって大堀の地に開窯されたのが始まりと伝えられています。のちに五代目・政太が勿来焼の釉薬を見出し、独特の質感を持つ「大堀鮫肌焼」の礎を築いたことで知られています。1910 年松永家の流れを汲む初代・茂雄は、浪江町井手地区で卸売問屋を営み、これが現在の松永窯の起源となりました。製陶と流通の両面に関わりながら技術と販路を広げてきた窯元です。